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『最高に狂っていた世界』が終わったような気がした。(ダンガンロンパV3のプレイ感想/ネタバレ有)

さっそくですが、ネタバレあるので気をつけてください。
たたみます。
                







































































ちょうど3週間前に買って、プレイが終わってからは周回プレイをすることはなく、あの終わりを呆然と眺めているだけのような感覚が続いていました。
あと、しばらく希望と絶望というワードには敏感でした。
ふらふらとヒトカラに行って、何の気なしにネオメロドラマティック(ポルノグラフィティの曲)を歌って、見事に2つのワードが沢山出てきて死んだ覚えがあります。(そんな曲知らねえという方はぜひ聴いてみてください)

この言葉が正しいかわかりませんが、「最高におもしろくて」「最高におもしろくなかった」んです。
そこまでダンガンロンパシリーズのヘビーユーザーではない(絶対絶望少女は未プレイだし、ノベル版も手をつけていない)自分としても、ゲームが終わった直後はおもちゃを取り上げられた小さい子供みたいな気持ちになっていました。

ただ、しばらくたって、プレイした人と感想を言いあったり考察を読んでいるうちに、自分の中で腑に落ちるポイントはいくつかありました。
ちなみに、この記事では「裁判パートが冗長だった」とか「ストーリーが破たんしている」とか、そういう考察だったり批判は致しません。
どちらかというと、「このゲームを通じて何を思ったか」ということだけを書こうと思います。

感じたことは、大きく分けると以下のようになると思います。
1.このシリーズのこれからについて
2.「二次元」の世界について
3.このゲームをプレイした僕らについて

***

まずは【このシリーズのこれからについて】から。

ゲーム終わった時に、「あ、このシリーズこれで終わりかな」とは思いました。
もちろん、公式の声明はどこにもありませんし、これだけ人気のコンテンツなので、簡単に終わることはないと思います。
どちらかというと、「僕がこのシリーズが続いたとしても、もうプレイしないかもしれない」ということです。

そもそもですが、間もなく25歳になる僕にとって、学生が主役の物語は段々と苦痛になっています。
感性のズレであったり、不自由さゆえの未熟さであったり、社会人として色んなものと引き換えに色んな自由を手に入れた僕にとって、その手の作品は「卒業」すべき時期に入ってきているように感じていました。

「ダンガンロンパ」というシリーズ自体も、元々はゲームの登場人物と同じ年代をターゲットにした作品ではあったと思います。そう考えると、このシリーズを始めにプレイした高校生たちは、だいたい大学の上級生になったか、社会人になっていると思います。

その時系列で考えると、僕がこのシリーズを「卒業」する時なのかなという風に思ったわけです。
もうお前はゲームの中に登場する少年少女たちから、どちらかというと「嫌われる」存在になったんだぞと。
年齢的には僕は大人ですからね。
別にこの物語があんな終わり方でも、どこかで「フィクションだしな」で割り切れる部分はあるんです。
これが学生の時だったら、もう少し難癖をつけていたかもしれませんし、物語の結末を理解しようとしなかったかもしれません。
それでも、「面白かった」と思えるのは、もうキャラクターに自分を重ねるような遊び方はしなくなり、純粋にエンターテイメントとしてあのデスゲームを楽しんでいたわけです。作中で彼らの姿を見て楽しんでいた人と同じように。

そして、あの作品が「狂っている」とも言い切れます。
こういうことを言って、「そうかな」と斜に構えて言っちゃう時代は、僕は終わりました。
作品に自分の心を預けなくても大丈夫になった時点で、ある意味ゲームから物語を楽しむ時代も、僕は「卒業」したんだと思います。


次に【「二次元」の世界について】です。

「カタルシスを楽しみたい」
ゲーム終了30分前くらいに、そんな感じのセリフが作中に出てきたのですが、共感すると同時に僕が抱えていた創作への悩みを改めて痛感させられる部分でした。

ちょうど、僕は過労によって病気になり、療養していた期間がその前にありました。
次の会社はあんまり働きたくないよな、と思いつつ、暇だったので昔書いていた小説を読んだりしていたんですが、どこか不思議に思う部分はありました。

リアルの僕は、苦しみを避けたいと思っています。
でも、創作の世界では物語の主人公たちがそれぞれの悩みを抱え、戦ったり、問題を解決するために奔走するわけです。

自分の中では、これが明らかに矛盾していると感じていたのですが、どうもうまく言語化できず、それを納得出来る作品にもであっていませんでした(そもそも作品自体を見る機会が減っていましたが)。

ただ、このゲームを終えて、言葉に出来なかったものを見せられた、と強く感じました。

これと似た感情を最初に覚えたのは、15年前くらいに、Mr.Childrenの「HERO」という曲が発表された時のあるフレーズを聞いたときです。

『ダメな映画を盛り上げるために 簡単に命が捨てられていく』

当時はまだまだ子供で、「たしかに、そういうの良くないよな」と思ったわけですが、その後僕も創作を始めると、どこかで人が死んだり、苦しむ描写は絶対にゼロではありませんでした。

僕自身の今の答えは、ただ一つです。
「フィクション」とわかっているから、そんな当たり前のことなんです。
「フィクション」とわかっているから、傷つけられるんです。人を殺すこともできるんです。
そして、そうするのが、何かを表現する時にとても簡単なんです。
苦しむという表現もざっくりしすぎていますが、例えば野球のピッチャーがいたとして、コントロールが悪い悩みを抱えていたとします。
それを具体的に表現すると、試合になるとストライクが入らないこと、思うように投げられずど真ん中に失投してホームランを打たれる、みたいなことで言い表せると思います。
ただ、物語の中で、「具体的」なシチュエーションを封殺された時、その苦しみを表現することは難しいと思います。

そうなると、「フィクション」の世界を盛り上げようとするとき、主人公が、仲間たちが傷ついていく様を見るのは、結局わかりやすく一番刺激があるんだなと、大体の人が考えているところに辿り着きました。
そして、その上でこの作品は、そんな僕たちのエゴイズムをはっきり提示してきました。

普段はブラック企業はなくなれとか言ってるくせに、こういう世界は歓迎するんだな、なんて感じで。
そうなんですよ、ブラック企業はなくなったらいいなって言いますが、コロイアイが起こる世界観は歓迎していました。
実際買って楽しく遊んでたわけですから。
なんやかんや文句を言っている人は、「過去のキャラクターを冒涜するな」という言葉の裏に「ユーザーを馬鹿にしやがって」みたいな気持ちがあったんじゃないかなと思います。
でも、その気持ちもあって当然かなと思います。
リアルの喧騒を捨てて、フィクションを楽しもうとした人たちにとってはそうでもないjかもしれないですが。


そして最後に【このゲームをプレイした僕らについて】です。

ゲームをプレイする理由は人それぞれですが、基本は「楽しむ」ことが軸ではあると思います。
ただ、「ダンガンロンパ」シリーズは全体を通して僕に色んなメッセージを送ってくれていたようにも感じます。

変な話、あんな終わり方をされて、そこに対して不満を持ったりするまでは構わないにしても、結局あの作品を通じて「面白かった」「面白くなかった」では、あの世界で生き続けた人間の思いが何一つ届いていないんじゃないか、とは思うわけです。

僕がこのゲームから得るものがあったとするなら、やっぱり「希望」は捨てちゃいけないんだなということでした。

最後の方は、希望とか絶望とかぐちゃぐちゃになって、よくわかりませんでした。(あの展開に持っていたスタッフの方々の技量がすごいと思いました)
ただ、あの終わり方は紛れもなく、彼らが出した次の「希望」であり、もっというと、彼ら自身の「決断」だったんだなということだけはわかるんです。

つまり、この「希望」には明るい意味だけでなく、自分が踏み出した道に待っている困難もひっくるめて「希望」なんだ、そういうことを僕は感じています。

もちろん、今までの作品の「希望」もそうでした。
ただ、今までと違うのは、そんな「1」や「2」で進んでいた「希望」を否定したうえで選んだ道だったというところです。
過去の主人公たちの言葉を、今作の主人公はきっぱりと否定したんですから。
ある種、「希望」を再定義したのが「V3」なんじゃないか、と僕は受け取っています。
だからこそ、僕らもそれをリアルの世界へ引っ張って、それぞれの「希望」を選ばなければいけないんじゃないか、ということです。
それくらいエッジの効いたメッセージが、今作には詰まっていたように感じています。

***

元々レビューなんかは書くつもりもなく、他の考察はいくつか読んでそれで終わりかなと思っていましたが、せっかく思ったことだし書いてみようということで、僕の想いをつらつら書きました。

野暮ったい書き方ではありますし、あくまで僕の感じたことなので、万人が納得するものだとは当然思っていません。
それでも、なんか書いておかないと気が済まなかったというか、それこそ「推しキャラがあんな死に方して黙ってていいのかよ!」って感じなんですよ。僕も三人ほど推しキャラの十字架を背負うことになりました。

ここからは今回の純粋な感想なんですが、まず1章がもうパニックですよね。
最初は「こいつ黒幕臭いぞ」とか目星つけていたのですが、立て続けに退場して。。。
また、5章もヘビーでした。多分今作の二大人気キャラがあの章ではクローズされるんですが、お互い悲しい思いをしましたね。。。

裁判パートはやることが多く、良く言えばバリエーションが豊富で、悪く言えばプレイングを邪魔されるところはありました。
でも議論スクラムは超楽しかったです。
最終章は泣きながらやってました。(辛くて)
『赤星・・・・・!』と思ったそこの阪神ファンは僕と握手しましょう。

あと、なんやかんやで誰が犯人か、というところは面白いポイントの一つであり、そのオシオキがどう行われるかも重要なのですが、今回は全体を通してリアルなグロさが際立ってた印象が強かったです。
僕は1章、2章、4章のオシオキがトラウマです。
また、2章は殺され方も中々ヤバかったですね。5章に関しては殺され方に関してはトップクラスにひどかったと思います。

最後に、ちょっと下ネタ多かったですよね。
最原くんがずっと特定のキャラに「童貞が!」とバカにされるんですが、ここまでそういうネタを前面に出していたシリーズってあんまりなかった気がするので、逆に新鮮でした。(あと最原くんがDTな感じはところどころ拭えませんでした、良かったです)



2016年にやってた「ロンパ3」がベスト盤だとすると、この「V3」はアーティストがたまに自分のバンド名や名前をアルバムのタイトルにするパターンに近いような気がしています。
ベスト盤ほどすべては網羅されていませんが、そのアルバムを聞くとそのアーティストのエッセンスがたくさん詰まっているような、ある種昔からのファンもこれから入ってくるファンも楽しめる作品ではあると思います。
特に、このシリーズはネタバレ注意がすごいので、「最初からやらなきゃいけないのかな」と思うと敷居が高く入りづらいですからね。そういう点では、「V3」からやってみなよ、とは言いやすいですよね。(勧めはしませんが)

また、一ファンとしては今後の展開がどうであれ応援はしたいと思っています。
1より2が面白かったと感じているのですが、今回のV3はそんな過去を超えてくるのは難しいだろうと思っていました。
結果は、想像の斜め上をいっていたので問題ありませんでした。だからこそ、これを次回作で超えられるのか、というのはありますね。

最後に、ここまで読んでくださってありがとうございます。
そして今回ゲームを作ってくれたスタッフ及び役者の方々、ありがとうございました。
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テーマ : ダンガンロンパ
ジャンル : ゲーム

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Author:ロボ
年齢:19歳(大学生)
出身地:大阪
血液型:O型
誕生日:3月31日
趣味:音楽鑑賞(実際はテレビばっか見てゲームばっかしてます)
特技:書道

平凡より少しずれた生活を送っています。マイペースな性格が災いしブログの更新もかなり不定期ですが、よろしくお願いします。

ちなみに、リンクはフリーです。相リンもOKです。よければコメント欄にて、メッセージを残してください。

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