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世にも奇妙な物語 25周年春の特別編

こんばんは。
昨日は世にも奇妙な物語の新作が放映されました。
一日たって冷静になった頭で、感想をまとめていきたいと思います。





第一話:『面』
トップバッターは「デビルマン」「キューティーハニー」で有名な永井豪先生の作品。脚本は高山直也さん、演出は植田泰史さんでした。

近年はどうしてもトップバッターのインパクトが弱かったのですが、今回は最初から非常に質が高いブラック作品でした。
一見ホラーかな?と思いましたが、最後まで見ると社会派一篇で、笑顔で道を歩く子供たちのバックに広がる工業地帯の演出で締めるラストはいい意味で後味を悪くさせてくれました。

今作の良いところは「演者の巧さ」「植田監督の演出」だと思います。
主演の鈴木梨央ちゃんが見せる怖がる演技は、見ていて緊張感を持たせてくれました。一方で明るく元気な姿をみせるところもあり、そのバランスが非常に良かったです。
加えて、久しぶりにブラック系を担当された植田監督の手腕も流石でした。音やタイトルバックにも力を入れる姿勢は健在で、いつもの小ネタやパロディもありません。昔からのファンは「これが見たかったんだよ~」と思った方も多いのでは?

何にせよ、スタートは非常に良かったです。


第二話:『地縛者』 

二作目はホラー漫画界では有名な伊藤潤二さんの作品。脚本は『パパラッチ』以来となる田辺満さん。演出も『台詞の神様』以来となる河野圭太さんが務めました。主演は元AKB48のセンターの前田敦子さんです。

こちらも最後まで見ると、ホラーというよりは人間の心理的な部分をじわじわ責めてくるブラック系要素がありました。「奇妙」に採用される訳も納得です。
『面』に比べるとシナリオ面で新鮮味がないとおっしゃられた方は多いようですが、僕は気になりませんでした。変にどんでん返しを狙う必要性は感じませんでしたし、何よりも演出が丁寧で、そのようなことはあまり気になりませんでした。

今作においては河野圭太監督の演出が際立っていました。懐かしいタイトルロゴの雰囲気から、ホラーでありながらも見やすい画作りをしてくれる辺り、ベテランスタッフの力を感じます。あっちゃんが過去のことを思い出す下りも変に恐怖心を煽る形でなかったのは良かったです。
ただ、『面』は予想を裏切られた部分もあったので、その流れで来ると少しパワーダウンした印象でしょうか。
しかし、一つの作品として非常に完成度は高かったと思います。


第三話:『ゴムゴムの男』
はい、空前絶後の問題作の時間です笑
こちらは皆さんご存知、尾田栄一郎さん原作の「ワンピース」とのコラボ作品です。「まる子と会える街」以来のチャレンジということで、ライト層向けの一作という位置づけでしょうか。脚本は神森万里江さん、演出は木下高男さんです。

主演の阿部寛さんの腕が伸びるシーンはどっかの映画を思い出しましたね笑
アニメのスタッフも参加していたようで、賛否はともかく、一つの作品にスタッフが集結することはすごく面白いことだと感じました。
内容はあまりにぶっ飛んでいてよく覚えてないんですけどね。極端な話、阿部ちゃんと木下高男さんの無駄遣いでした。
書くことがあまりないですが、22時ちょうど過ぎにルフィが出て来た辺り、フジテレビは狙っていたんでしょうね。


第四話:『蟲たちの家』

四作目は、楳図かずお先生の作品を映像化。脚本は高山直也さん。演出は松木創さんです。

またもやホラーと見せかけてのブラック系。人間のドロッとした部分が良く出ていたと思います。
個人的に長谷川京子さんの演技がどうかなと思っていましたが、上手かったと思います(真顔)。MVPは板尾さんですがね。あの演技は震えました。

脚本・演出共にハイレベルで、特に脚本の高山さんに関しては流石の一言しかありません。転々とシーンは変わっていきますが、それにしっかり筋が通っている辺り、「奇妙」のツボをしっかり押さえられている印象でした。
それに引っ張られるように、松木監督の演出も非常に良かったです。何より、見やすかった笑
裏を返すと、あれだけ出来れば何の問題もないと思いました。しっかり見る方のことを考えてくれていて、尚且つほの暗い雰囲気が出ていたので、今後も安心して見れるスタッフさんになりつつあるんじゃないかなとも思っています。



第五話:『自分を信じた男』

最後は「もやしもん」で有名な石川雅之さんの作品。脚本はふじきみつ彦さん、演出は城宝秀則さんです。

最後の最後にシュール系を打ちこんでくるのもこのシリーズならでは。ぶっ飛んでいる作品群のなかで、ようやくコーヒーを飲みながら見れそうな作品がやってきましたね。

稲垣吾郎さん・手塚とおるさんの存在感がないコンビはとても面白く微笑ましかったです。
ふじきさんの脚本も無駄がなく場所ごとにしっかりハイライトがあって、やはりこの類の作品はお得意なのだなと感じました。
加えて城宝監督の演出が初期の雰囲気を漂わせていて、全てにおいて良かったなと思います。強いて言うなら、最後のオチくらいですかね(僕は全然気になりませんでしたが)


おまけに、ストーリーテラーが小椋久雄さんと、25周年イヤーの始まりを祝う面々が揃った中で幕を閉じました。感動系はなく、オチだけを考えればほぼブラック系を揃えた今回の特別編、僕としては昨年度に引けを取らない面白さだったと思います。

そして、秋はリメイクがあるということで……。賛否両論ありますが、僕は賛成です。

というのも、これからの「世にも奇妙な物語」を描くにあたって、スタッフ陣の方の気持ちがなければ、奇妙な世界の扉は閉じてしまうことにほかならないわけで、実際に初期のスタッフが居なくなったゼロ年代後期から2011年あたりにかけては非常に危うさを感じていました。
今回の松木監督が顕著ですが、何作も撮るうちに「奇妙」な世界の画が出来上がっていくわけで、目の肥えた往年のファンにとって、いきなり傑作を撮るのは無理だと思います。

この秋に5作が「リメイク」されるということは、現スタッフ陣にかつての「奇妙」と触れ合えるきっかけがあるということに他なりません。それはある種、今後の奇妙な世界をどう作っていくかに繋がっていくと思います。

ここにきて、後藤庸介プロデューサーが力を入れてくれたこともあってか、「真夜中の特別編」「フジテレビオンデマンドでの配信」など、ファンにとって喜ばしいイベントが続いているのはもちろんだと思います。しかし、いくら後藤Pが奇妙に愛着を持ってくれていても、他のスタッフ陣と共有できていなければ、存続は不可能です。大体、創作物はファンの為でなく、作り手のものだと考えている節があるので、どんどんやってほしいなと思います。それがこれからに繋がるのであれば。

今年は新社会人となって大変ですが、世にも奇妙な物語の記念イヤーなので、全て堪能する所存です!
スタッフ・キャストの皆さま、今回もありがとうございました!
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Author:ロボ
年齢:19歳(大学生)
出身地:大阪
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誕生日:3月31日
趣味:音楽鑑賞(実際はテレビばっか見てゲームばっかしてます)
特技:書道

平凡より少しずれた生活を送っています。マイペースな性格が災いしブログの更新もかなり不定期ですが、よろしくお願いします。

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