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レミオロメン・藤巻亮太の魅力について

最近はずっと「世にも奇妙な物語」についての話が多かったんですけど、他にも好きなものはたくさんあって。
特に音楽は、人生に影響を与えてくれている媒体の一つ。

何でこの記事が書きたくなったかというと、去年の12月に、レミオロメンのボーカル・藤巻亮太さんが「ing」というシングルをリリースしたんですよ。2年ぶりに。

2年前に「オオカミ青年」というアルバムを出して、ツアーもやって、それからずっと、音沙汰なし。新曲はライブで披露してたみたいですけど。「オオカミ青年」の時は藤巻さんの内面が現れていて、すごく刺激的な名盤に出会えたって思ってたんですけど、そっから某アルピニストさんとひたすら山登ってたりして。ファンを忘れんなよと笑
ただ、去年レーベルが変わって、レミオロメンがメジャーデビューした時のスピードスターレコードに戻って、学園祭とかも行って、やっと活動し始めたなあという中のシングル。売り上げは全然良くなかったみたいだけど。

あの悲惨な枚数を見ると、ファンとしてはショックですよ。デビュー曲の雨上がりなんて、wikiで調べたら2万枚も売れてると知って。今や10分の1ですよ。
だから、「ここにもファンがいるぞ!」って言わなきゃなって思ったんです笑 配信リリースした「アメンボ」もダウンロードしたし、しっかり売り上げに貢献したうえで、ここにファンはまだ居るから頑張って歌ってくれよ!っていう、そのための記事にしたくて、書いてるんです。



●共感の先へ連れて行ってくれる
僕とレミオロメンの出会いは「蒼の世界」です。ラジオを聴きはじめたのがそのくらいで、良い曲だなあと思って聴いてたのがレミオロメンだったという。でも、すぐに「粉雪」が発表されて、「3月9日」なんかも一緒に話題になって、気付いたらレミオロメンは人気ロックバンドだったんです。だから、僕は「粉雪で有名になった人気ロックバンド」のレミオロメンから、ファンの歩みを始めて行ったんです。
アルバム「HORIZON」を買って驚いたのが「プログラム」「シフト」のようなロック色の強い曲の存在でした。こんな曲も歌うんだなと思うだけではなくて、むしろこっちの方が良いなと思って。で、「茜空」がリリースされた時なんか、ラジオにずっと耳を傾けながら高校受験の勉強してた思い出があって。苦しいときに寄り添ってくれてたのは、間違いなくレミオロメンだったんです。

僕にとって印象深い曲は、まず「永遠と一瞬」。
高校に入って、テストが全然解けなくなって、初めての挫折を味わった時、「ether[エーテル]」を買ったんです。
で、そこに入ってた「永遠と一瞬」を聴いた時、泣きました。大泣きでした。

『希望の色は空色 見上げるけど飛べないまま
僕は僕だよと呟けば
ありのままでいることはこれほど難しい』

サビがね、上手く説明できないんですけど、ホント思春期の中、青春の中で苦しんでいる僕を救ってくれました。何度も何度も。
今はね、ありのままが良いらしいんですけど、そうなんですよ。自分の姿で居ることはとても難しくて、希望は目の前に広がっているはずなのに、前に踏み出していけない。そんな時期にこの曲を聴いて、励みにしていました。
ちょうどその頃はRADWIMPSとか、UVERworldあたりがグイグイ来てて、レミオロメンは若干時の人になってて。
しかも、ロキノン系の友達はアジカンの方が良いって言うしね。僕はアジカンの音楽はあまり好きじゃなかったんですけど(後で言います)。

で、そんな「永遠と一瞬」に負けない曲が、「アイランド」でした。

『遠い記憶の太陽が僕の心に入り込むことはなくて
瞳を閉じて 時は止まらず 人は変われない』

もがいている時って、みんなこんな感じだと思うんです。自分には絶望しかなくて、変わることなど出来ないんだなという。でも何回も聴いていくと、何かが見えて来るんじゃないかという微かな希望みたいなものはあって。すごく不思議な曲でした。他にもいい曲は沢山あるんですけど、この2曲は群を抜いて良かったなあと。
今でも元気が欲しいときは聴きます。

ここ数年で音楽のトレンドは一気に変わってるみたいで、一時期はボカロが凄かったイメージだけど、今はそうでもないみたいで。でも、2,3コ下の後輩たちのトレンドはボカロなのかなとは思ったりします。
カラオケでも歌ってるのを聴いて、その歌詞を見ながら、どの曲も思春期の、もやっとした感情を現しているものが多くて、一回聴くと良い曲だなと思うんです。
で、家帰って調べて聴くと、それでいいかなって感じで。
「共感」みたいなものは出来るんです。そういう、ドロッとした曲って。でも、共感の先に僕は行けなくて、それでもう聴かなくていいかなって思ったんです。

レミオロメンが、もっというと藤巻さんの詞が好きな理由は、共感の先へ連れて行ってくれることなんです。「永遠の一瞬」「アイランド」に限らず、レミオロメン・藤巻亮太という人の音楽は、鬱屈した感情を膨らませたり消し去ったりというよりは、その感情は持っていて当たり前だから、違う考え方をして生きていかないかいという、ある種の応援歌っぽいところがあるんじゃないかなって思うんですよ。だから、「太陽の下」「光をあつめて」みたいな曲も書けるんだろうなと思うんです。



●無心で聴いていられる
レミオロメンと同じ時期にデビューしたのがASIAN KUNG-FU GENERATIONだと聞いています。
結構比べられることも多かったみたいですけど、アジカンはレミオに比べるとコンスタントにヒット作を生み出して、固いファン層を掴んでた気がします。
「マジックディスク」を借りた時に、アジカンって結構面白い曲を作るんだなあと思っていましたが、その後の「ランドマーク」で方向性の違いを悟りました。あ、こいつ嫌な匂いがする…と笑

調べて行けば、昔から社会批判の多いバンド(というよりゴッチがそういう考え方?)らしくて、「ワールド ワールド ワールド」の時も同時多発テロへのメッセージがあったとか。あと、「それでは、また明日」が震災当時の行政批判だとも聞いています(PVがコロコロ総理大臣の変わる事への風刺だとか)。
ただ、結局ゴッチの言ってることがよくわかんなくて。

だから、ツイッターとかで呟いてて、それに何も勉強してないのに「ゴッチの言ってることは正しい」とか言ってる人を見ると、勉強しろよって言いたくなるわけですよ。ゴッチだって自分の言ってることをそのまま鵜呑みにされることを望んでないと思うんですよね。考えたうえで、現実を知ろってことだと思うんですけど。

ただ、僕はあんまり音楽を聴く上でこういうこと考え始めると頭痛くなっちゃうんですよ。でも、最近のバンドは皆意識高くて、わりと行政批判をさらっと入れて「俺たちで世界を変えて行こうぜ」みたいな感じで。
ならさっさと政治家になれよみたいな。歌ってるだけで世界は変わんねえよ。そういうこと言うのはサンボマスターだけにしろ、みたいな。関係ないけどサンボマスターも最近好きです笑

となると、レミオロメンってあんまりそう言うこと考えなくても良いんです。むしろ、良い意味で考えさせてくれる。同時多発テロを踏まえて作った「太陽の下」や、震災のことを踏まえて誕生した「光をあつめて」に、誰かを責めたてるような言葉はないし、だけど、これはすごく重要な問題なんだってことを知らしめてくれる、そんな想いが確かに、詰まっているんです。曲の中に。

そんな、藤巻亮太という人の音楽が全然売れない。このままでは一度共感お化けに支配された藤巻さんが、社会風刺をしかねないので、やめていただきたい。そんなメッセージもあるのです笑


今年はアルバムをリリースしてくれるらしいですが、基本は信用しません。変に期待して無かったら嫌ですから。「指先」「ラッキー」「かすみ草」を早く音源化して聴きたい。それを願うばかりなんです。
新年一回目の更新でした。
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ロボ

Author:ロボ
年齢:19歳(大学生)
出身地:大阪
血液型:O型
誕生日:3月31日
趣味:音楽鑑賞(実際はテレビばっか見てゲームばっかしてます)
特技:書道

平凡より少しずれた生活を送っています。マイペースな性格が災いしブログの更新もかなり不定期ですが、よろしくお願いします。

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