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世にも奇妙な物語 25周年へ向けての考察 -演出家について-

こんばんは。ロボです。

好評だった秋の特別編の波も落ち着き、奇妙ムードも無くなりつつある今日この頃。
しかし、ファンとしては来年からの「25周年」イヤーに何が起こるのか、少しずつ気になり始めて来ました。
今回の記事は結構長くなると思うので、幾つかに分割しようと思います。

まずは、来年度に向けて、「演出家の軸」という視点から考察・展望を記したいと思います。


●今後を担う主要な人物について
ドラマにとって「演出家」というポジションは非常に重要で、特に奇妙では「恐怖・ホラー」ジャンルの作品において、演出はかなりフォーカスされている部分だと思います。しかし、ゼロ年代後半から10年代初期ではこの問題がファンの間で非常に問題となり、頭を抱える人が多かったと思います。
そんな中で、10年代の作品へ参加されてきた演出家の方々を紹介し、今後はどのような作品に関わってもらいたいかを書いていきたいと思います。

(10年代に撮られた50作品のうち、3作以上演出作がある方を紹介します)


1.植田泰史監督
演出作:「殺意取扱説明書」「JANKEN」「ワタ毛男」「石油が出た」「人間電子レンジ」「空想少女」(6作)

誰が何と言おうと、来年以降も主軸になる方だと考えています。
「声を聞かせて」から12年。古き良き奇妙も、新しく挑戦的な奇妙も知り尽くしたベテランスタッフとなった植田監督ですが、その手腕は「ワタ毛男」を見て下さればわかるはずです。
じっとりとしたホラー感がありつつも、コミカルでクスッと笑ってしまう小ネタ・小道具をこれでもかと投入するのが特徴。決してコメディタッチの作品が得意というわけではなく、硬派なブラック系の演出もかなりレベルが高いです。
最近はぶっ飛んだコメディ系を多く担当されているのですが、改めて考えるとじゃじゃ馬な脚本をきっちりとドラマに仕上げてくる手腕こそ、植田監督の凄さなのかもしれないと思っています。
ただ、ゼロ年代初期を知るファンとしては「声を聞かせて」「空白の人」といった不気味な作品も見てみたいです。脚本の質が上がりつつある今だからこそ、楽しみにしています!


2.松木創監督
演出作:「心霊アプリ」「呪web」「0.03フレームの女」「墓友」「サプライズ」(5作)

落合正幸監督が奇妙を去って以降、不在だったホラー枠を埋めるかもしれない、期待の監督です。
「心霊アプリ」以降は休むことなく演出作を輩出している松木監督ですが、「怖くない」「見せ方が悪い」という声が多かったのが現実。しかし「墓友」では一転して緊張感のある演出をされ、一気に株が上がった……かに見えたのですが。
過去には「松木監督は新時代の演出家四天王だー!!!」等と、ファンサイト様の言葉を借りて言ったことがありました。しかし、改めてその言葉を撤回しようと思います。5作も続けて参加されて、未だに「世にも奇妙な物語」というブランドへ入るのを拒んでいるのかなとすら思ってしまう程に、Jホラーや海外ホラーの影響が強く残っている印象。特に「サプライズ」なんかは後藤P一押しの作品でありながら、特別編の中では非常にインパクトのない作品となってしまった感が正直否めません(考察すれば面白いのですが、正直落胆の方が凄かったです)。

これは個人的なイメージなのですが、松木監督の作品って「演出主導」っぽいんです。「サプライズ」は特に感じました。明るいシーンとのメリハリをつけることなく一直線でホラーチックな絵が続き、途中で意図が見えない演出(多部さんのそっくりさんが現れるシーン)があったり、結局最後まで何がしたかったのかわからないまま終わってしまい、笑いは笑いでも僕は失笑が出てしまいました。まあ、こればっかりは脚本とセットで語らないといけないのかもしれませんが……。過去の作品を踏まえても脚本の良さを生かし切れていない部分が少なからずあると思うんですよね、「心霊アプリ」とか。
いっそ脚本・演出が松木監督で一本撮られる方が、理想的なホラーが出来上がるんじゃ……?とも思ったのですが。
辛口になってしまいましたが、それは期待の裏返し。社会的・政治的にもハッキリとしたお考えを持っているようで、信念の強さは感じるのですが、今一度「世にも奇妙な物語」というブランドに対応してくれる柔軟さも持ってほしいと思います。あとやっぱり政治的なツイッターは見ていてあまり気分が良くないので、作品の話だけでお願いしたいのが僕の願いです(笑)

実は、以前に「未来同窓会」という感動系の作品を演出されていたのですが、松木監督の作品で一番好きな作品です。
なので、次回はあえて感動系を撮ってみてもらいたいです……!


3.岩田和行監督
演出作:「栞の恋」「ベビートークA錠」「来世不動産」「走る取的」(4作)

ゼロ年代中期~10年代を代表する方と言えばこの方しかいません。
特筆すべき点は、演出作がどれも佳作以上であるということ。そして、上記の4作はそれぞれ感動・社会派・コメディ・恐怖系と、どんなジャンルも幅広く対応されるという点です。
「走る取的」では、脚本の良さをしっかり生かしつつ、緊張感と不気味な演出が好評でした。
何でも出来る分、語ろうと思うと「何があったっけ……」となってしまうほど、つかみどころがないのがまた特徴。
ただ、非常に演者さんの個性を大切にしている部分では、他の演出家の方とは比べ物にならないのではとも思います。
次回以降もまたコンスタントに参加してほしいですが、「来世不動産」の様な肩を抜いて見られる作品を撮ってほしいですね~。


4.佐藤源太監督
演出作:「ナデ様の指輪」「通算」「家族(仮)」「蛇口」(4作)

不思議な世界観を巧みに演出される点では評価の高い、ゼロ年代を代表する演出家の一人。
かつては「部長OL」「雰差値教育」という良作を輩出しており、10年代以降の飛躍が期待されていた方だったのですが、20周年記念イヤーの「ナデ様の指輪」以降、名声を落してしまったのかなという印象。「ナデ様の指輪」は恐怖感のある演出で面白かった部分があり、「通算」「家族(仮)」でもぶっ飛んだ脚本を上手に料理されていたのですが、「蛇口」ではCGの使い方で賛否両論がありました。
世にもお得意の恐怖・ホラージャンルよりかは、最近台頭しているシュール・コメディジャンルの演出作で輝いているイメージもあり、手腕に関しては植田監督にも負けないと思います。
もし次回以降に参加されるのであれば、ぶっ飛んだ「石油が出た」級のコメディ作品を担当してほしいかなあと思ったりします。


5.都築淳一監督
演出作:「ニュースおじさん、ふたたび」「缶けり」「いじめられっこ」(3作)

植田監督と双璧を成す、ゼロ年代を代表する演出家の一人。「あなたの物語」「密告ネット」「フラッシュバック」等、代表作クラスの作品もあるのですが、一転して10年代は「過去最低」とまで評されてしまった「ニュースおじさん、ふたたび」をはじめ、非常に低空飛行が続いている印象。12年以降は参加されていません。
ずっと言っているのですが、本来であれば「コメディの植田監督」「ブラックの都築監督」という構図が決まっていた時期もあったように思います。しかし、出来の悪いCGを多用したり、「ニュースおじさん、ふたたび」ではニュースおじさんに台詞を話させてしまったりするなど、昔からのファンに印象が非常に悪いのも事実かなと(後者に関しては脚本の方とセットでなければならないかもしれませんが)。
とは言っても、ポテンシャルの高さやかつての奇妙のエッセンスを知っているのも確か。失った名声は、取り戻すのみ。是非とも来年は何かしら、撮ってもらいたいなと思います。その時はもちろん、半澤律子さんとのタッグで!


6.小林義則監督
演出作:「まる子と会える町」「憑かれる」「スウィート・メモリー」

「採用試験」や星新一先生の作品「殺し屋ですのよ」を演出され、こちらも10年代以降の活躍が期待されていた演出家の一人。「まる子と会える町」では2次元と3次元の融合を果たすなど、その手腕は確かな物……でしたが、後の2作が振るわず、12年の秋以降は参加されていません。
「憑かれる」の演出は前半こそよかったのですが、原稿の竜巻という謎演出があったりしたことで印象が良くなかったのもあるのではないかなと思います。「スウィート・メモリー」も演出自体は悪くなかったはずですし、まだまだ初期の監督が多い時期に参加されていた経験もあるので、奇妙ブランドのツボは理解されているようにも思います。
次回以降参加されるとしたら、「採用試験」のような心に刺さるブラック系の作品を演出してほしいです。


7.高丸雅隆監督
演出作:「7歳になったら」「相席の恋人」「ニートな彼とキュートな彼女」(3作)

この中では唯一、90年代の作品に関わったことのある高丸監督(親切成金)。その手腕が発揮された「相席の恋人」では「過去からの日記」あたりにも負けない感動系の名作として話題になり、先日の傑作選でも、近年の代表作として放映された代表作を持っています。
一方で「7歳になったら」というブラック系作品にも対応されるなど、ベテランらしい安心感のある演出は「やっぱベテラン勢はいいなー」と思わせるポイントにもなるように思います。
とは言っても、奇妙作品の演出数自体は5作であり、新たなスタッフでありつつ、経験豊富な監督という点が他の方とは違う特徴であるかもしれません。
今後は「相席の恋人」に負けない感動系を代表するスタッフとして、視聴者の心を動かしてほしいです!


8.石川淳一監督
演出作:「ドッキリチューブ」「不死身の夫」「復讐病棟」(3作)

最後に紹介するのは、僕の中で10年代の軸となるスタッフさんだと信じている方です。
というのも、「世にも奇妙な物語」を代表する演出家である星護監督や佐藤祐市監督、河野圭太監督という面々の下で経験を積まれ、近年不作気味だったブラック系の作品で良作を輩出している点もそう考える理由の一つです。特に「復讐病棟」では「女は死んでいない」を彷彿とさせる演出が旧ファンにも好評であり、後味の悪いラストも相まって期待度はグングン高まっています。
石川監督も演出に個性の強さがあり、時に脚本以上のものを感じる時があります。また、「不死身の夫」「復讐病棟」ではベテランスタッフの高山直也さんが脚本だったこともあり、若手の方とのタッグになった際、ブラックな手腕が発揮できるかは未知数です。次回以降、その点は注意深く見ていきたいですね。
とはいうものの、僕の中では石川監督の名前に安心感を持っている事は確か。次回も奇妙らしいブラック作品を待っています。



というわけで、今回は8名の方を紹介させていただきました。
こうして見てみると、かなり多くの方が複数回演出されているのだなと思いました。特に、佐藤源太監督は結構多かったことに驚きです。
次回は脚本の方へ注目したいです。こちらのほうが、書きたいことが山ほどあるので笑
それでは!
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プロフィール

ロボ

Author:ロボ
年齢:19歳(大学生)
出身地:大阪
血液型:O型
誕生日:3月31日
趣味:音楽鑑賞(実際はテレビばっか見てゲームばっかしてます)
特技:書道

平凡より少しずれた生活を送っています。マイペースな性格が災いしブログの更新もかなり不定期ですが、よろしくお願いします。

ちなみに、リンクはフリーです。相リンもOKです。よければコメント欄にて、メッセージを残してください。

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