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世にも奇妙な物語の考察 現在の脚本家陣について

お疲れ様です。先日25周年の春特番も終わり、落ち着いた雰囲気となりました。

ここで、大分前に言っていた「脚本家」への考察を記していきます。
今までの記事が長かったことを考えて、まとめて行こうと思います。


(対象は10年代以降の作品を2作品以上担当した方に限定します)


1:高山直也さん(6作)
『不死身の夫』『階段の花子』『復讐病棟』『走る取的』『面』『蟲たちの家』

10年代で一番多く脚本を担当されたのは、なんと大ベテランのさん。
2013年春の『不死身の夫』『階段の花子』で久しぶりに脚本を書かれてからはほぼ毎回参加されています。

10年代の鬼門は「ブラック・恐怖系」のクオリティ。新しい脚本家さんが現れては、消えていくを繰り返していた奇妙な世界に戻ってきた巨匠は、安定感抜群。ゼロ年代後期の水準までクオリティを立て直した立役者といっても過言ではないでしょう。
この中でオリジナルは『不死身の夫』のみで、他は全て原作付き。原作の良さを残しながら奇妙な世界を創り上げていく手腕にこれからも頼りたい……ところですが。

新しい奇妙な世界へ行くためにも、若手クリエイターの奮起が急務です。


2:正岡謙一郎さん(4作) 
『まる子に会える街』『厭な扉』『ドッキリチューブ』『スウィート・メモリー』
ここからが本格的な考察となりそうですね。
トップバッターは正岡謙一郎さん。『まる子に会える街』から参加されている脚本家さんで、ブラック・サスペンス系が中心の作家さんです。

正岡さんの特徴は……正直ないですね。原作付きが殆どで、オリジナルである『スウィート・メモリー』もごく一般的なストーカー物を飛び越えて来ない印象で、ファンの方の印象もあまり良くないかなあと。
かといって、とびきり面白くないということはないので、もう少し「奇妙でしか見れない」世界観を作り込んでほしいなと思います。


3:ふじきみつ彦さん(4作)
『通算』『JANKEN』『7歳になったら』『自分を信じた男』
正岡さんと同じ作品数参加されているふじきさん。Eテレで放送されている「みいつけた!」の放送作家さんとして有名な方です。

奇妙ではシュール系が多く、『通算』『自分を信じた男』は好評でした。特に『自分を信じた男』では、初期の奇妙を彷彿とさせる物語で、うなったファンも多いのでは?
若手脚本家の中では担当数も多いため、今後も期待したい方の一人です。
あとは、『7歳になったら』のようなブラック系の作品を担当出来たら、と思います。そして、シュール系の中ではかなりハイレベルな脚本家の方が他にいらっしゃるので、負けないように頑張ってほしいですね。


4:小峯裕之さん(3作
『ベビートークA錠』『試着室』『ラスト・シネマ』
若手脚本家の方の中ではホッとする話が多い印象の小峯さん。全て女性主演の話で、いつ見ても「男の人が書いてるんだなあ……」と感じます。

『ベビートークA錠』はファンからこそ不評も多かったですが、子供を持つお母さん世代に共感された作品でもあり、ただただブラックに走らないという点では好感を持てる脚本家さんです。下手したら『ベビートークA錠』『ラスト・シネマ』はブラック物に転んでいたかもしれませんからね。

ただ、奇妙ファンからの評判はまだまだなので、次回はぞくっとさせるような作品を楽しみにしたいですね。


5:和田清人さん(3作)
『相席の恋人』『仮婚』『ある日、爆弾がおちて来て』
奇妙作品の恋愛作品にかかわりの深い若手脚本家さんです。賛否両論あったものもありますが、最近の中では反響の多かった作品を担当されているところから、注目度も高めです。

和田さんはファンのツボを押さえているなあという印象です。特に『仮婚』はラストのオチがちょっぴりブラックで、ただただ恋愛ものが得意なだけでない部分も見せてくれました。
本当にありそうな事をしっかり書けている点で、今後の中心となってほしいですね。その際はブラック系の名作を期待しています。


6:金子茂樹さん(2作)
『はじめの一歩』『殺意取扱説明書』
10年・秋の特番のみ参加でしたが、今年の秋も考慮して書かせていただきました。
最近では『きょうは会社休みます。』で売れっ子作家さんの仲間入りを果たしましたね。

どちらも原作付きなので難しいところですが、イメージとしては無難にまとめる力はあると思っています。少なくとも、他の若手の方よりは、原作付きであれば安心して見れるでしょう。
かといって、金子さんもこれといって特徴を感じる点がないので、何かファンがうなる武器を持ってほしいところです。


7:半澤律子さん(2作)
『缶けり』『いじめられっこ』
最近の女性脚本家陣の中では評判の悪くない方で、ホラーやブラックを担当されています。

半澤さんは女性らしい目線で、緊張感のある内容を書かれている印象です。かつては『越境』にて脚本に参加され、壮大なスケールを上手にまとめてらしたなと思っています。
新たに呼ぶくらいなら、半澤さんが担当された方がファンも印象が良いんじゃないかと思います笑
秋のリメイクでは参加してもらいたい方の一人です。


8:森ハヤシさん(2作)
『耳かき』『AIRドクター』
シュールコメディと言えばこの人。鈴木雅之さんとのタッグでファンからも愛されている脚本家さんです。

テンポ、台詞のチョイス、設定など、ファンのハートをつかむのが凄く上手な方だなあと思っています。
原作の料理も上手で、ベテランの脚本家さんより、森さんの新しい視点から繰り広げられる奇妙を見てみたいというのが本音だったり……。

秋は『ズンドコベロンチョ』や『BLACK ROOM』など、かつてファンをうならせたコメディ系のリメイクが間違いなくある筈なので、その時は参加してほしい所です。


9:ブラジリィー・アン・山田さん(2作)
『ワタ毛男』『石油が出た』
名前が特徴的ですが、作品も特徴的な脚本家さんです。

『ワタ毛男』は暗黒期の中で唯一の希望と言っても良い傑作であり、その後が期待されましたが、『石油が出た』は期待度を下げてしまう結果となり、以降はお見かけしていません。

ふじきさん・森さん・ブラジリィーさんとシュールコメディの得意な方が多い中で、インパクトに関しては恐らく一番のものを持っていると思います。今後の活躍も是非期待したいですね。


10:北川亜矢子さん(2作)
『蛇口』『0.03フレームの女』
半澤さんに並ぶ2作品と、精力的に参加されている女性脚本家さん。こちらもブラック・ホラーを担当されました。

原作付きと難しいところはありましたが、共にファンからはあまり支持されなかった作品であり、なかなか印象にないのが本当のところ。そして、共に演出陣が批評を喰らいましたが、今思うと脚本がなあ……と思わざるを得ませんよね。

中々次を期待するのは難しいかもしれませんが、奇妙な世界には同じ苗字の名作家さんがいらっしゃるので、負けてほしくないですね。


他にも、『ヘイトウイルス』を担当された黒岩勉さんは是非参加してもらいたい方の一人ですが、1作品のみなのでここでは割愛させていただきます。

どうでしたか?
思ったより、高山さんの力はすごかったですね。
これからの奇妙を支えるのは、高山さんもですが、若手の方であってほしいのも事実。
秋に向けて、色々楽しみですね~。、
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世にも奇妙な物語 25周年春の特別編

こんばんは。
昨日は世にも奇妙な物語の新作が放映されました。
一日たって冷静になった頭で、感想をまとめていきたいと思います。

続きを読む

秋の特別編から一夜開けて

こんばんは、ロボです。

昨日のアクセス数が120を越えていて「もしかして本家のファンサイト様とブログの場所を間違えているんじゃないか!?」と思うくらいに盛り上がっていましたが……。
一夜明けても「ファナモ」の話題が冷めていなかったり、「走る取的」「未来ドロボウ」の評判が良かったことを考えると、今回はとても評判の良い特別編になったのではないかなと思います。

一方、「サプライズ」「冷える」はハッキリと評価の分かれた感じですね。
「サプライズ」に関しては、割と旧世にもファンからの支持があったような印象。初期は理由などなく突き進む作品が少なくなかったからかもしれませんが。ただし、個人的には悪く言うと「雑」な作りに見えてしまいましたね。脚本の守口さんと演出の松木監督、プロデューサーの後藤Pの足並みが少しずつずれているように感じました。特に、脚本と演出のかみ合わなさが……^^;
それでも及第点以上を取れているのは、最近にはあまりない毒気に溢れていたからかもしれませんね。これでオチがスッキリ決まっていたら、それこそ後藤Pが言う「最高傑作」が生まれていたかもしれません。

「冷える」に関しては、まあ仕方ないよなあ…という。そもそもああいう題材を取り上げる時点で、夢オチの可能性が大きくなってしまうのは否めませんし、そこそこの奇妙クラスタなら「食べ過ぎた男か…」ってなっちゃうのは当然。そこを裏切ってくれれば、これまた「最高傑作」だったかもしれませんが。
ただし、ライトなファンや一般層からは一定の評価を得ていたようにも思います。後藤Pが言う「原点回帰」は、「世にもってこんな感じなんですよ!」ということを、一般層に訴求する意味でも非常に重要だったのではないかと思います。

まとめて言ってしまうと、【世にも奇妙な物語とは、身の回りで起こるかもしれない】恐怖であり、笑いであり、感動であるということが、今回伝わって来たメッセージでした。
「サプライズ」「走る取的」「冷える」「ファナモ」と、ジャンルはバラバラなのに、このようなことが起きてもおかしくないんじゃないか、ということを予感させてくれる作品群になりました(お相撲さんに追いかけられることはそうないと思いますが)。「未来ドロボウ」は、設定こそ近未来的ですが、メッセージ性の強さに持っていかれましたね。ホント、濃い特別編でした。

もっとしっかりとした内容は、今度書こうと思います。しかし、今回感じたのは、岩田和行監督が「世にも奇妙な物語」のスタイルを理解してくれているのではないかということです。
「走る取的」の演出にあたった岩田監督は、これからの世にも第二世代のスタッフとして、居なければならない人だと僕は確信しました。むしろ、この二年間岩田監督が居ない世にもが続いていたので、ファンとしては結構寂しかったんですよ!!(涙)

昨日もチラリと描きましたが、岩田監督の話はテンポがあるし、余計な描写がないのでスッキリ感動出来るし、スッキリ後味も悪くなれるし、面白いんです。さらにつけ加えると、「標識」で秀逸な演出をされた植田泰史監督と岩田和行監督に共通している、「ギャップ」のある演出が効果的なのではと思っています。
植田監督であれば「追いかけたい」、岩田監督であれば「真夜中の殺人者」を思い出してください。
ドラマの変換点や狂気的なシーン、ブラックなエンドに不似合いなBGMなど、メリハリがついているのはもちろん、後味を悪くさせる演出が随所に決まっているのです。

「サプライズ」のスタッフ陣に意識してほしかったのは、多分この「ギャップ」なのかなと。特に松木監督の演出が毎回気になるので……。個人的に「世にも奇妙な物語」の作品として取ってほしいのはまさに、この「走る取的」なんですよ。別に大笑いする展開はありませんでしたが、友人が殺されるまでは原作未読の方はどんな終わり方をするのかわからない状況だったように思います。そこで、取的さんに襲われあっさり友人は首を折って絶命し、仲村トオルさん演じる主人公も身体をグシャグシャにされます。血の描写がダメならと言わんばかりに、生々しい音でラストを締めくくる。脚本の高山直也さんがアレンジしたオチと上手に合わさって、一つの作品として非常に親和性のある話であると感じられました。

松木監督のは何かこう……「演出主導」っぽさを毎回感じるんですよ。それは前回の「復讐病棟」で随分盛った石川淳一監督にも言えることなのですが、石川監督はもうあるレベルを超えてしまったので……笑
「墓友」はそれが良いバランスだったのですが、今回はアンバランスでした。
・何で冒頭のあんなに楽しいシーンが暗いのか
・友人はいきなり闇を抱えているのか
・全体的に粘着質な雰囲気を早くから押し出してしまったのか

目に余る点は多すぎると「雑」にしか見えないので。後藤Pの顔文字とか笑
そういう点も含めて、松木監督を「世にも奇妙な物語」の演出家として安心して見られる方だと期待する結果にはならなかった、それが今回の率直な感想です。逆に岩田監督の評価はまた上がったので、次回も撮ってほしいという気持ちになりました。
かつては「松木監督が落合監督の跡を継いでくれます!」なんてブログで語ったくらいですが、流石に五作も続けてこの結果は、「うーん……」という感じです。植田監督と一時は肩を並べていた都築淳一監督だって、「輪廻の村」以降パッとしないまま最近は名前をお見かけしていませんし、「憑かれる」「スウィート・メモリー」でファンからかなり評判を落としてしまった小林義則監督も同様、特別編の中に名前が中々乗っていません。

ハッキリ言い切ってしまうと、「ほん怖」にインスパイアを受けている松木監督には、「奇妙」な世界観と半歩ほどずれているんです!ド素人の視聴者が何を言っているんだと言われかねませんが、やっぱりなんかムズムズします!面白いのに、惜しいのが!

僕が恐れているのは、落合監督にも負けないポテンシャルを持っていながら、見限られるなんてことがあったら残念だというです。まあ、それはないと思いますが、流石に期待しまくって正直「あれか……」って感じだったんですよ??タイトルバックの時点ではめっちゃ期待していたのに……。

愚痴ですね。このブログを関係者の方がご覧になっていたら、気分を害してしまうかもしれません。が、やはり情報が届く社会なのだし、言いたいことは言ってしまおうと思います。
いや、言い過ぎかな……。
こういうのは、僕の主観なので、「そんなことないぞ!」って意見なんかあれば、よろしくお願いします。

とは言いつつ、面白かったー、また見よう。
\サプラアーイズ!/

世にも奇妙な物語 14.秋の特別編

いやー、半年前は就職活動中だったのですが、終わってからの世にもはスッキリ見れて楽しかったです。
今回は超短編もあり、真夜中の特別編もあった世にも奇妙な物語。興奮のさめないうちに感想を書き残そうと思います。




第一話 【サプライズ】

\サァプラーイズ/
の余韻を残すサイコホラーな一作。
まずは、「古っww」と言いたくなるようなタイトルバック。決して悪い意味ではなく、最近こういう「怖いですよ~」と煽ってくるタイトルバックが少なかったので、僕は好きです。地獄のタクシーで見た「HELL CAB」の文字を思い出しました(トラウマ)

シナリオ自体は、「大予言」「ドッキリチューブ」、ラストに関しては「死ぬほど好き」に似たタイプの印象を受けました。心霊要素はあまりなく、日常に潜んでいる奇妙、というテイストが感じられました。
全体を通して気味の悪いサプライズが続き、終わり方も「このサプライズは誰が仕組んだんだ!?」ということを明確にさせない点が良かったです。ただ、逆にこんがらがって「オチ投げたんじゃないか」と思う人が居てもおかしくなさそうです。この辺りは視聴者のさじ加減なので難しいところはありますが。

演出は前回より冗長気味かと思いました。松木監督の癖なのかもしれませんが、全体的に遠いんですよね……。演者さんが。
葬儀場で主人公の彼氏が棺桶から顔を出すシーンだって、最初からアップだったら怖かったんですよ。遠い分、怖くないんですよね……。BGMも「0.03フレームの女」から使い回しされていたり、個人的に良い印象は受けませんでした。後藤P推しの作品だっただけに残念な部分もありましたね……。

ですが、面白かったです。緊迫感や不気味さ、数年前には無かったブラック感が出ていて楽しかったです。


第二話 【走る取的】

お相撲さん怖い。
筒井康隆先生原作×ブラック系の名脚本家高山直也さん×ゼロ年代のアベレージヒッター演出家岩田和行さんという、豪華なスタッフ陣の並んだ恐怖作品。

「サプライズ」から一転して、コマーシャルのない走りっぷり。ひたすら走る。走り続ける。
そしてお相撲さんはスコップで殴っても死なない。なのに普通の人間は殴打されて首の骨を折られ、熱い抱擁によって身体をグシャグシャにされるという……いやあ、ブラック。
原作とは少し終わり方が違っていますが、これもまた世にもならでは。高山さんが脚本をされる時点で心配はしていませんでしたが、ツボを押さえたうえでラストまで進んで行ったという印象でした。

久しぶりの奇妙作品となった岩田和行監督のカメラワークも良かったです。岩田監督や植田監督に言えることなのですが、見ててテンポが良いんですよね。あっさり殺すにしても、ぐしゃっと殺すにしても、やられ方とかタイミングが。
ゼロ年代を密かに引っ張ってきた監督さんの復帰で、来年がますます楽しみです。


第三話 【未来ドロボウ】

奇妙作品では初めて、藤子・F・不二雄先生の作品を映像化。アニメのドラえもんの脚本を担当し、90年代から奇妙作品に関わりのある大野敏哉さんの復帰作品でもあります。

文句なしの一作でした。「おばあちゃん」のようなブラックオチにはせず、「ボディレンタル」のようなチープさも出さず。
意外と感動系で人が入れ替わる作品って、不作だったんだなあと今になって思いました。

ここ最近の世にもの中でも、哲学的な要素が詰まっており、それを後押しする吉田綱太郎さんと神木隆之介君の名演技。そこに後藤庸介監督の色使いが合わさって、完璧な作品に仕上がっていたと思います。

星新一SPがアレだっただけに、ここで上手く行かなかったらどうしようかと思っていましたが、その不安は解消されました。ありがとうございます。


第四話 【冷える】

後藤P曰く「一番の原点回帰」作品がこちら。
哀愁の漂う切ない一作でした。

勝手なイメージですが「食べ過ぎた男」「のどが渇く」のリメイクにあたるのかなと。このあたりで長年のファンは評価を下げる方も多いかと思います。
もう少し粘っていれば助けが来ただろ……という見方はもちろんできますが、そのあたりはご愛嬌で。話の大筋としては、先程上げた二作よりも若村さん演じる頼子さんの報われなさが現れていて、救いのないブラックエンドになったなあという印象です。「未来ドロボウ」があっただけに、救済されなかったのかもしれませんね……。

演出はこちらも問題なかったと思います。村上正典さんも長年奇妙作品に携わっているだけあって、「中に誰かいるぞ!」のタイミングであったり、着ているものであったり、伏線が上手く映像に乗っていたと思います。好き嫌いは別れるでしょう、ただ僕はかなり好きな作品です。


第五話 【ファナモ】

明日から「オレファナモに変えたから」と言いたくなるようなコメディ作品。

「ズンドコベロンチョ」にあるナンダコレ感と、「ママ新発売」のトンデモ感が混ざった感じでした。と言っても、終始落ち着いた雰囲気でしたが。あの銀座ファナモの曲にはやられましたwww

なんかこう……色々語れないんですよね、面白さのインパクトが勝っちゃって。
とりあえず、ファニスにツイッターのアカウント、フォローされました。


今回は超短編もありましたね。そちらもさらっと。

【インターホン】
オチにやられました。先入観恐い。ちっちゃ。

【シャドーボクシング】
影が強い! でも、試合はどうするんでしょうか。

【クリームソーダ】
女って怖いパート1。

【捨てられない女】
女って怖いパート2。
物だけじゃないんですね、捨てられないの。

【標識】
植 田 演 出 こ こ に あ り
という感じでした。なんかこう、不気味だけどほっこりさせちゃう。流石植田監督だなあと思いました。

【ストーリーテラー】
植 田 演 出 こ こ に あ り (またかよ)
今回はストーリーテラーもちゃんとしてるなあ(クスっと来たところもありましたが)と思っていたら。やはり比べ物になりません、若手のスタッフさんとは。

まとめ
面白かったです。結構面白かったです……。
昨年の浮上傾向から一気に、安定感を増してきた感じですね。
好き嫌いはあると思いますが、一つの作品として見れば「サプライズ」や「冷える」なんかは十分見る価値のある作品だと思います。駄作はなかったかなと思いました。
ただ、これで満足かと言われたら、もっと行けるんじゃないかと期待しちゃいますね。長年のファンは「冷える」じゃ納得いかないでしょうし、「サプライズ」も後藤Pの熱意に比べたら……という感じですから。
しかし、そんな後藤Pの口から「25周年はもっとすごいものを」という旨の言葉が出ており、この特別編は来年に向けた大きなステップであるともいえるでしょう。

今作で、恐らく後藤庸介監督がプロデューサーとして奇妙作品のかじ取りをしてくれるのかなというイメージが湧きました。演出も決まっていたので、この調子で頑張ってほしいですね。
あと、やはり松木監督は僕の好みと少し違う演出なんですよね……。「墓友」は良かったですし、今作も悪くはないのですが……。
恐怖作品の中心スタッフになるためには、今回で言うと岩田和行監督や同系統の作品「ドッキリチューブ」を撮られた石川淳一監督を越えるものが欲しいんですよ。
こればっかりは好みですからね……次回に期待したいと思います。

とはいえ、全編通して面白かった秋の特別編。来年はどんな奇妙が見られるのか。非常に楽しみです。

ゼロ年代の「奇妙」オススメ10作品を考える

 先日、某ファンサイトの管理人様がブログにて、「ゼロ年代の奇妙特集」をしてくださいました。BBSで「良かったらぜひお願いします」と言っていたことが叶い、すごく嬉しかったことを覚えています。
そのことも踏まえて、僕もゼロ年代で「これがおすすめ!」と言える作品は何か、考えてみました。中でもおすすめの10作を選んだ上で、年代別に発表します。
……が、同じ作品ばかり紹介してしまうのも芸がないので、あちらのブログで紹介されていた作品+当サイトで紹介した作品以外から、ベストの10作を考えてみようと思います。





【記憶リセット】(2000年 春の特別編)

一見感動系の作品かと思いきや、ラストにどんでん返しのある名作の一つ。
脚本は相沢友子さん。「結婚シュミレーター」「48%の恋」等、世にもでは恋愛系の作品を中心に書かれており、この作品も非常にクオリティの高い一作となっています。ただし、相沢さんが脚本をされた他の作品と大きく違うのは、世にもファンが皆さん大好きなブラック要素。最後の最後まで、目は離せません。
演出は西谷弘さん。こちらも「ホーム、ホーム、スィートホーム」「時間のない街」等、感動系の作品が有名な監督さんです。脚本に負けない丁寧な演出ですが、そのおかげでラストの後味悪さがより引き立っているのかもしれません。
原作は世にもでは御馴染、渡辺浩弐さんの作品が使われており、どの視点から見ても外れがないなと思えるスタッフ陣。今はあまり見られない主演・中山秀征さんの演技も注目です。



【トカゲのしっぽ】(2002年 春の特別編)

古き良き世にもの真骨頂が垣間見えるゼロ年代きっての傑作。恐怖や不気味・切なさ等、様々な負の感情が混ざったホラー系作品となっています。
この物語を語る上では、脚本として中村基樹さん、演出で星護さんと、ファンならおなじみの黄金コンビが参加されています。このお二人と言えば、「恐竜はどこへ行ったのか?」「壁の小説」「チェス」等、視聴者に衝撃を与える作品を数々輩出されてきた名スタッフであり、この作品もその手腕がいかんなく発揮されています。
主演の柏原崇さんはピアニスト役ともう一人(?)の二役を演じられ、中村×星コンビの世界観を引き立てる役目を果たしてくれています。最近のホラーは温いとおっしゃる方は、是非こちらをご覧になってください。



【連載小説】(2002年 秋の特別編)

主演の木村佳乃さんが「書けない書けない書けない……」というセリフからスタートするシュールな一篇。
終始連載小説の締切に追われる様は、世にもスタッフの方々が訴える叫びにも聞こえたり……。
脚本の武井彩さんは同じ特別編で放映された「採用試験」「パーフェクトカップル」「爆弾男のスイッチ」など、多種多様なブラック系作品に関わる女性脚本家さん。もちろん本作も、ブラックです。
演出は星護さんが担当。前半はまだ星監督の手腕が輝いていました。
普通に見ているだけでは気付かないオチや、星監督らしい画面全体をまんべんなく利用した不思議な演出。そして、作家となった木村佳乃さんの葛藤が良いバランスで織りなすこの作品、皆さんもタスクオーバーの時期、ご覧になってはいかがでしょうか?



【迷路】(2003年 秋の特別編)

これまた中村×星コンビの哲学が凝縮された、ゼロ年代を代表するブラック系作品。
あくまでも身の回りに聞いてみた限りなので参考にならないと思いますが、20歳前後で世にもを見ていた世代に「トラウマになった世にもの作品」というテーマで聞くと、この作品が高確率で上がってきます(ちなみに、他には先程紹介した「トカゲのしっぽ」「誘い水」がよくトラウマになった作品として紹介されます)。僕も高校生の時に初めて見たのですが、その日は眠れませんでした。笑
一般的なブラック系とは違い、主演の谷原章介さん演じる主人公は一貫して好青年です。そんな彼が目の当たりにする迷路の恐怖、そしてその中へ迷い込む人間の欲望が際立つ名作。脚本・演出共に濃いブラック作品を堪能してください。



【Be Silent】(2004年 春の特別編)

決してグロテスクな描写や恐怖を煽る演出はないものの、視聴者に強烈なインパクトを与えたゼロ年代中期のブラック系作品。と言いながら、終始切なさや苦しさが重く心にのしかかってきます。
脚本は李正姫さんが担当。世にも作品はこれが最初で最後の作品でしたが、後に数々の映画賞を獲った映画「バベル」では脚本協力をされていたそうです。
演出は土方政人さん。「思い出を売る男」から「罰ゲーム」、近年では「推理タクシー」など、各ジャンルで傑作を生み出している監督さんです。
今作はテレビドラマ「ドラゴン桜」や「白い春」等で作曲家として活躍されている、仲西匡さんが作られた美しい音楽が効果的に使われていることも印象的です。それ以上に、主演・渡部篤郎さんの怪演が際立っています。世界の全ての音が雑音に聴こえてしまう作曲家の末路は、果たしてどのような終わりを迎えるのでしょうか。ラストで渡部篤郎さんが笑みを浮かべるシーンは、穏やかでありながら強烈な後味悪さを残していくことでしょう。



【あなたの物語】(2005年 春の特別編)

新時代の奇妙を代表するゼロ年代でも名作ブラックの一つ。ちょうど同じ特別編では「美女缶」「密告ネット」が話題になったこともあり、ゼロ年代通してもこの春の特別編は印象深い回だったと思われます。自分の人生を見ることが出来るビデオを見てしまったが故に迎える破滅のラストは必見です。
脚本は小川みづきさん。後に「ネカマな男」「部長OL」など、ゼロ年代の傑作を生み出していった脚本家さんです。この時期にも、良作をコンスタントに輩出する方がいらっしゃるんだなあと調べてみて思いました。
演出は都築淳一さん。黄金期を支えるスタッフが居なくなり、非常に苦しい時期を植田泰史さんと共に支えたゼロ年代を代表する監督さんです。先述の「誘い水」「密告ネット」など、ポップとブラックを同居させたような演出法が印象的で、今作も前半は明るい雰囲気が続き、後半は気味の悪さや恐怖感を煽る演出が決まっていたように思います。
主演は小西真奈美さん。ふわふわした演技はもちろんのこと、鬼気迫る小西さんの演技にも注目して頂きたいです。




【雨の訪問者】(2006年 15周年の特別編)

サスペンステイストの一篇と見せかけて、切ないオチが見どころの名作。途中まではどういう風に話が転んでいくのだろうと思っていましたが、エンディングは心を強く動かされました。
脚本は大野敏哉さん。「レンタルラブ」「過去からの日記」等、人間関係にフォーカスされた作品を多数書かれています。この作品でも、姉妹の繋がりを非常に感じられる作品でした。
演出は木下高男さん。大野敏哉さんとの共作「友達登録」や近年では「階段の花子」等を担当され、世にもの前身である「奇妙な出来事」時代からのベテランスタッフであります。ホラーやブラック系の演出が多い木下高男監督でしたが、今作でも緊張感のある演出は視聴者をドキドキさせていたに違いありません。
主演はともさかりえさん。かの『友子シリーズ』で主演を飾ったともさかさんですが、ゼロ年代でも代表作に参加されるなど、奇妙の世界観にピッタリな女優さんなのかもしれません。
あまり怖い話が好きでないという方でも見やすい作品になっています。もちろん、途中までは少し怖いですが……。笑



【フラッシュバック】(2008年 春の特別編)

不作と言われるゼロ年代後半の中でも殺人鬼に追われる恐怖感やラストの絶望感が合わさった、新時代の良作ブラック作品。
脚本は半澤律子さん。「越境」では中村基樹さんとの共作で壮大な世界観を創り上げ、これ以降は演出の都築淳一さんとのタッグで「缶けり」「いじめられっこ」を担当されました。疑似体験が出来るディスクが原因で中毒化していく主人公の様子が丁寧に書かれており、ライトな風合の中でも程よく硬さのある作品になっています。
演出は都築淳一さん。ラストまで続く緊迫感ある演出のお陰で、食傷気味だったSF系のテーマを上手く料理していたように思います。
ただ、この作品を論じる上では主演の堺雅人さんを忘れてはいけません。平凡なサラリーマンが壊れていく演技も素晴らしいのですが……。これは、実際に作品を見てからのお楽しみです。そして、原作はまたもや渡辺浩弐さんの作品が使われています。また、渡辺さんの作品を世にもで見たいところですね。




【自殺者リサイクル法】(2009年 秋の特別編)

放映当時は賛否両論を巻き起こした強烈な社会派一篇です。テーマが陳腐だと言われることもありましたが、サイコポップな作品が受けつつある中では評価すべき作品であるかもしれません。
脚本は黒岩勉さん。後に「ヘイトウイルス」でも脚本を担当され、社会派の作品では欠かせない脚本家さんです。最初は死にたいと思っていた主人公が希望を見出すまでの過程が、短い中でしっかり描かれていたように思います。
演出は岩田和行さん。「リプレイ」「真夜中の殺人者」等、旧ファンからも評価が高いゼロ年代を代表するスタッフさんの一人です。脚本に負けないスピード感ある演出のお陰で、ラストの絶望に落ちる主人公の姿が引き立ったことは言うまでもありません。手の込んだタイトルバックも注目です。
主演は生田斗真さん。昔からジャニーズが出演する作品は良作が多いと言われていましたが、まさにその通り。普段のドラマでは見られない生田くんの恐怖や絶望に歪む顔は、ファンにはある意味貴重な宝物となるかもしれません。笑




【理想のスキヤキ】(2009年 秋の特別編)

ゼロ年代と言えば、シュール・コメディ系で傑作が数々生まれました。そんな中でも世にものテイストを守りつつ、傑作に仕上げられたコメディ系作品として、こちらをオススメしたいと思います。
ただスキヤキを計算立てて食べようとしていたのに、あれよこれよと狂っていく主人公に襲い掛かる、笑撃のラストは見逃せません。
脚本は森ハヤシさん。演出は鈴木雅之さん。このお二人は後に「耳かき」「AIRドクター」で共作され、特に「AIRドクター」は近年を代表する一作となっています。また、鈴木雅之さんと言えば世にもの第一話「恐怖の手触り」の演出をされた名スタッフの一人。今作の源流にもなった「夜汽車の男」を演出されたのも鈴木雅之さんです。
主演は伊藤淳史さん。コミカルな演技が非常にマッチしているのですが、この作品では世にもではおなじみの俳優・西村雅彦さんも出演されています。
原作は泉昌之さんの作品より。「夜汽車の男」では映像化に際して批判をされていましたが、この作品は泉先生も受け入れてもらえるような作品になったそうで。とても面白い奇妙が見たい、という方には、オススメの作品です。





以上でオススメの10作の紹介を終わります。
本当は以前紹介した【追いかけたい】【雰差値教育】【ボランティア降臨】等紹介したかった作品もありましたが、普段名前が上がる作品に加えて、あまり注目されにくい作品もいくつか紹介したいなと思い、この10作を選びました。
書き終って思ったのは、意外とオリジナルの作品が多くなったなあという印象です。原作はもちろん安定感があるのですが、原作のない作品は爆発力がある点も魅力の一つだと思います。
ソフト化されているものもありますので、是非興味が湧いた方はご覧になってほしいです。
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プロフィール

ロボ

Author:ロボ
年齢:19歳(大学生)
出身地:大阪
血液型:O型
誕生日:3月31日
趣味:音楽鑑賞(実際はテレビばっか見てゲームばっかしてます)
特技:書道

平凡より少しずれた生活を送っています。マイペースな性格が災いしブログの更新もかなり不定期ですが、よろしくお願いします。

ちなみに、リンクはフリーです。相リンもOKです。よければコメント欄にて、メッセージを残してください。

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